インターネット アクセスなし と表示されて Outlook が利用できない
事象
Windows 10 で インターネット アクセスなし と表示されて Outlook が利用できない
となり、Outlook を起動すると次の画面になる。
原因
OS の Network Connectivity Status Indicator (NCSI) という機能でインターネットのアクセス可否を判定しているらしく失敗していることが原因らしい。
対処方法
1. レジストリの変更 - UseGlobalDns
キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\NetworkConnectivityStatusIndicator
名前 : UseGlobalDns
設定値 : 1
種類 : DWORD
OS 再起動が必要
2. レジストリの変更 - MinimumInternetHopCount
キー :
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NlaSvc\Parameters\Internet
名前 : MinimumInternetHopCount
設定値 : 1 (デフォルト値 : 8)
種類 : DWORD
OS 再起動が必要
3. 認証付き Proxy サーバーの設定
Proxy サーバーへの通信時に認証が必要な環境では、次の通信は認証を行わずに
できる用に Proxy サーバーへの通信を許可する。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com
4. Proxy サーバーの設定
プロキシ サーバーが次の通信を許可していない場合は許可するように Proxy サーバーを設定する。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com
※ http://www.msftconnecttest.com/connecttest.txt にアクセスして次の文字が見えるなら問題なし。見えない場合は Proxy サーバーが許可していないので Proxy サーバーの確認をする。
5. WinHTTP の設定
WinHTTP を利用している場合、WinHTTP に設定されている Proxy サーバーが次の通信を許可しているかを確認する。
IPv4 の場合 : http://www.msftconnecttest.com
コマンド プロンプトで次のコマンドを実行し、WinHTTP の設定を確認する。
netsh winhttp show proxy
※ 設定されている場合
※ 設定されていない場合
※ WinHTTP の設定は IE の Proxy よりも優先されるようなので、設定されている Proxy が
www.msftconnecttest.com の通信を許可されていない場合は失敗する。
WinHTTP の Proxy を経由しないで直接接続できるのであれば、次のように www.msftconnecttest.com をバイパスする
netsh winhttp set proxy proxy.contoso.com:8080 "www.msftconnecttest"
6. KB の適用
最新の KB を適用してみる。
詰まったことがあるのでおためしあれ。